織り姫星ベガと仙台のネタ


7月7日は現在の暦で七夕ですが、七夕祭りが全国的に有名な仙台では8月6日から8日にかけての三日間、祭りが開催されます。

仙台と七夕の結びつきが強い理由のひとつとして、織り姫星(織女星)のこと座ベガが仙台付近では天頂真上近くに見えるから、という話を聞いたことがあります。そこで地球から見えるベガの高さと、仙台の緯度を比較してみましょう。

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こと座ベガは、2000年元期の星図で、赤緯38度47分01秒。(ソース ウィキペディア) 赤緯とは地球の緯度に対応した天球上の星の位置です。たとえば、赤緯40度の星は、地球上の北緯40度の地点で、東の地平線から現れて空に一番高く昇った時、ちょうど真上の位置に見えることになります。

宮城県仙台市の緯度は、北緯38度16分07秒81。(ソース みんなの知識 ちょっと便利帳) ベガの赤緯との差は、60進数で、30分ほどしかありません。仙台の辺りでは、ベガがほぼ真上を通過することになります。

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ちなみに、東京都新宿区の緯度は北緯35度41分22秒15。北海道札幌市の緯度は北緯43度03分52秒61。どちらも、ベガが天頂からややずれたところに見えることになります。

空のちょうど真上に織り姫星が見える、仙台。天の川を挟んで彦星わし座アルタイルと、さらには、はくちょう座デネブと三つの星で夏の大三角形を織り成す様は、古来から楽しまれてきた夏の風物詩です。

……と、夏の夜空に想いを馳せてしまいましたが。

最近の研究では、こと座ベガに原始的な惑星系が形成されつつあることがわかっています。ベガ自体が宇宙的尺度で見れば若い星なので、ようやく惑星がつくられようとしているわけですが、ベガの寿命は数億年程度と考えられているので、かりに惑星に生命が誕生しても地球のようには発展しないでしょう。

さらに、ベガが12時間半というごく短い時間で自転していることもわかってきています。これは、星が自転によってかたちを保てなくなる速さまでギリギリのところだとか。おかげでベガは赤道方向に潰れた、ちょっと見た目が格好悪い姿をしているのだとか。

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画面中央からやや左上の明るい星がベガ、天の川を挟んで中央から少し下の明るい星がアルタイル。

ちなみに、サッカーJリーグのベガルタ仙台のチーム名は、「ベガ」と「アルタイル」を組み合わせて作られたもの。

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